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Youtubeに寄稿いただいた上田様のコメントの転載


2021年7月22日でサラお母さんがジオラマ食堂に来て、ちょうど一年となりました。 これに際し、サラ家族を保護する際に、ご尽力いただいた上田様から、Youtubeのコメントへ貴重な当時のお話を頂くことができました。 上田様は以前より保護猫の活動をなさっておられ、ジオラマ食堂へも大変ご協力を頂いております。 この場をお借りして、上田様には心より感謝を申し上げたく存じます。 また、今後も保護すべき家族のことでお世話になります。 まだまだこの先もよろしくお願い申し上げます。 さて、前置きが長くなりましたが、以下に上田様からのコメントを転載いたします。 文章の視点がYoutubeのコメントからのものになるので相違する箇所もございますが、上田様からの思いをそのまま届けたく、原文のまま転載いたします。 どうぞご拝読いただければと存じます。

 

また、動画内の保護した日付に誤りがあります。正しくはホームページのヒストリーの項目に書かれてある日付です。

ついでに保護した時刻等も当時の寺岡さんとのラインのやり取りや記憶から記しておこうと思います。


私が初めてサラ家族に出会ったのは7月13日の夜(20~21時過ぎ)でした。ライフに向かうため歩いていた私はジオラマ食堂の前で子猫が数匹ウロウロしているのを発見しました。

先月に寺田町に引っ越して来てジオラマ食堂の前は何回か通った事があり、近い内にランチに1度入ってみたいなと思っていました。

私は正直、保護するのは面倒なので、出来れば子猫とは巡り合いたくないと思っていました。ですので、ジオラマ食堂の前にいる子猫達を発見した時は「これからまた大変な作業をしなければいけないのか」とどっと疲れが出たのを覚えています。

その時、仕事のお得意様から電話がありました。このお得意様は話しが長くいつも50分近く話しをしますが、電話を掛かけて来た時は必ず商品を購入をするので長話しに付き合っています。

電話をしながら子猫達を眺めていましたが、やっと電話が終わったのでジオラマ食堂の人と話しをするため店に向かいます。

勝手に保護しても良かったのですが、もし飼っているとしたらいけないので確認のために店の人と話しをする必要があると思ったからです。

正直、この時、変な人扱いされないか不安で億劫だなと思いました。しかし、子猫を保護するためには仕方がないので、しぶしぶ話しをしに行きました。

玄関までくると向かって右側にエサが置いてありました。キャットフードではなく人間の食べ物でした。ガラス戸のすぐ向う側には数人の人達がテーブルを囲んで食事をしています。

私はガラス戸を開け、一番手前にいた藤川さんに「この猫は飼っているんですか?」と尋ねました。

すると藤川さんは「いいえ」と答えたので「じゃあ、保護していいですか?」と言うと、藤川さんの1つ奥隣り、または2つ奥隣りに座っていた寺岡さんがガタッと立ち上がり「ありがとうございます!」と言いながら名刺を差し出されました。

私は変人扱いされなかった事にとりあえずホッとし、このままでは子猫達は生きて行けない、放っておいても増えるだけだと事情を説明し、電話番号だけ伝えて後日、保護しに来ることを約束しました。


22日の昼に、私が保護した猫を預かっていただいていた井上さんのご自宅にお邪魔しました。訪れた理由は、預かっていただいていた猫の里親が決まったので、引き取ってその足で里親のところに届けるためです。

ちなみに井上さんとお会いしたのはこの時が初めてでした。訪問した際に、近所に子猫がいるので近日中に保護を手伝って欲しいとお願いしたところご快諾いただきました。

その日の夕方に井上さんから電話があり、急遽、当日に保護する事が決まりました。

夕方18時過ぎぐらいに、井上さんが捕獲器を2台持ってやって来てくれました。

ところが「今から保護を開始します」と店の前にいたたかし料理長に伝えると「この猫達はうちで飼うことにしました」と返事が返って来ました。

その時、寺岡さんは重大な会議中だとの事で、とりあえず、一旦、私の自宅で井上さんと待機することにしました。

ちなみに私がたかし料理長を初めて見た時は、たかしさんがコック服を着ていなかった事もありますが、まさかたかしさんが料理人だとは夢にも思わず学者みたいだなと思っていました(笑)


2時間ほどして会議が終わったとの連絡があり、再びジオラマ食堂に向かいます。

寺岡さんから母猫も含めて飼うとの意思確認をして保護を開始します。

20~21時過ぎにサラお母さんを保護しました。サラお母さんはあっさりと捕獲器の中に入りました。

しかし、子猫が捕獲器に入らないため、私だけ1人でその日の夜の0時から店の前で張り込む事にしました。

張り込むにあたって何か良い策はないかと、弁天町でTNR活動をしている「さくらキャットクラブ」の代表の大野さんに相談しました。

0時頃から1時半頃まで、ショートメールで何回かやり取りをしアドバイスをいただきました。


たぶん近所の人から怪しまれるだろうなと思っていると、案の定、誰かが通報したようで午前3時頃にパトカーがやって来ました。

40代の主任と20代の若い警官が降りて来て職質を受けました。

事情を若い警官に話すと、その後ろで主任がウンウンと頷くように聞いています。

若い警官が「捕獲器はありますか?」と聞いて来たので私は「ある」と答え店の前まで向かいました。

店には明かりが点いていて、中では20代の男性がジオラマの修理か何かの作業をしていました。

私はその男性に「今日、お話しさせていただきましたよね」と言うと、男性は「あぁ、猫の人」と答えました。

店の玄関脇に置いてある捕獲器を若い警官が確認すると「主任、確認しました」と言いました。

すると主任は私に向かって敬礼をし、パトカーに乗って去って行きました。


前日の朝から何も食べてなかった私は、朝の4時半頃だったと思いますが、自宅に戻り軽く食事をして再びジオラマ食堂に戻りました。

すると、捕獲器の中にレオくんとナラちゃんが入っていました。そして、5時6分にラインで寺岡さんに保護したことを報告しました。


残りのライアちゃんを保護するため、23日の23時頃から店の前に張り込みました。たかし料理長が帰宅する時に「お疲れ様です」と挨拶しました。

ライアちゃんがどこにいるのか分からなかったのですが、スマホの中に猫が鳴いている動画があった事を思い出して再生すると、案の定、ライアちゃんが車の底から鳴き返してくれました。

しかし、とうとうライアちゃんは車の底から出て来ませんでした。

朝の7時頃にはたかし料理長が出勤してきて「おはようございます」と挨拶をしました。

結局、朝の8時頃まで張り込みましたが、その場は一旦諦めて、再度、夜に張り込むことに決めて帰宅しました。

そして、24日の17時44分に、寺岡さんからライアちゃん保護したという報告のラインが届きました。

20時頃にライアちゃんを引き取りに行き、28日の夜まで3人の子猫達を預かりました。

28日の19時43分に子猫達を迎えに寺岡さんと藤川さんが私の自宅に到着しました。


ちなみに23日か24日か忘れましたが、捕獲器の中にキジトラの成猫が入りました。すぐに逃がしてあげましたが、今思えばその猫はママちゃんだったのではないかと思います。

猫というのは縄張りがかなり厳格で、ジオラマ食堂の前に来るキジトラの成猫は、他に私は知りません。


当時は色々とありましたが、無事に子猫達が成長し、多くの方に支えられている現状に苦労が報われたと感謝しています。

 

以上、Youtubeのコメントからの転載でした。 上田様、本当にありがとうございます。

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